Zulu love bean
幸せを呼ぶ南アフリカの贈り物

アフリカの民話では、祖先は海からやってきます。
時には数千キロもの旅をして、ズールーランドの浜辺にたどり着いたラブビーン。
この珍しいビーンを見つけるのは非常にラッキーで、友人や恋人同士で交換すると幸福や幸運、愛情をもたらす、祖先からの贈り物と考えられます。
浜辺で拾われたビーンは、宝物と一緒に大切に置かれます。お母さんやおばあちゃんは『ビーンの面倒をよく見ると、必ず幸運と愛情がやってくるよ』と言いながら、子供たちにビーンを渡します。
ロベン島の刑務所に収監されていたネルソン・マンデラ氏が、浜辺で拾ったビーンを大切に取っておいたことも知られています。
とても苦いビーンの中身は、食用にもなり、またアフリカのハーブ療法で胃薬として広く使われています。安全でオーガニック、非常に硬くて割れる心配がないため、赤ちゃんのおしゃぶりとしても使われています。

ズールーラブビーンとの出会い

ズールーランドの沿岸沿いリチャーズベイに住んでいたべリンダも、浜辺の散歩で見つけたビーンを集め、ボウルに入れてコーヒーテーブルに飾っていました。若くして結婚したべリンダが、ご主人と別れ、子育てのため、このビーンを使って何かできないかと考えたのがズールーラブビーンの始まり。
べリンダは現在ケープタウンに住み、地元の女性たちと、ネックレス、キーリング、キャンドルスタンド等、ラブビーンを使った作品を作り出しています。